透析レストラン・・・スタッフ日記

透析食配信サイト「透析レストラン」 そのスタッフが綴る「食」に纏わる日記帳です。

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「日本人の食事摂取基準2010年版」より ~透析に関係が深い多量ミネラルについて~

日本人の食事摂取基準ブロック別講習会

栄養素については、摂取不足からの回避を目的に「推定平均必要量 EAR」と「推奨量 RDA」を設定し、これらを設定できない栄養素については、「目安量 AI」を設定しています。

最近は、サプリメントが広く利用されている状況を考慮し、過剰摂取による健康障害を未然に防ぐことを目的に「耐用上限量 UL」(tolerable upper intake level)を設定しました。

「耐用上限量」については、「この値を超えて摂取すると潜在的な健康障害のリスクが高まる」という領域で、「上限量」からの変更です。

透析に関係が深い、「ナトリウム」「カリウム」「リン」について食事摂取基準2010年版よりピックアップし、少し、私見を書き加えたいと思います。

2005年版では、ナトリウムとカリウムは無機質という分類で、リンはミネラルという分類でしたが、2010年版から無機質という言葉は使われなくなりました。
ミネラルは、多量ミネラル・微量ミネラルの2種に分けました。
文章に書くと、分かりにくいですが、「食事摂取基準で策定した栄養素と設定した指標」(1歳以上)の表が一目瞭然です。(日本人の食事摂取基準 2010年版 6ページ)

○ ナトリウムについて
2010年版における食塩の目標摂取量は、成人男性で9g/日未満、成人女性で7.5g/日未満となりました。
2010年版における目標量の設定に際し、男性では、もっとも摂取量の高い50~69歳群の12.2g/日と高血圧予防指針の6g/日との中間値である9.1g/日を根拠としました。
女性では、成人の各年齢層において男性より摂取量が1~2g/日低いことから、男性より1.5g/日低い値を設定しました。

透析を受けている方の食塩は、6g/日未満です。
実際にはなかなか実現困難な数値ですが、摂取基準が低くなり、日本全般が減塩に向かうことは、嬉しい傾向だと思います。

○ カリウムについて
食事摂取基準2010年版では、国民・健康栄養調査におけるカリウム摂取量の中央値を参考に成人男性の目安量を設定しています。
成人女性の目安量に関してはエネルギー摂取量の違いを考慮して設定しています。
目安量は男性で2500mg/日、女性で2000mg/日と、2005年版の目安量より、それぞれ、500mg/日および400mg/日高くなりました。

アメリカ高血圧合同委員会第6次報告は、高血圧予防のためカリウムを3500mg/日摂取することを推奨しています。
日本人においても、カリウムを増やすことが望ましいと考えられていますが、実際には、平成13年国民栄養調査と平成18年国民健康・栄養調査におけるカリウム摂取量を比較すると、低下しています。

透析を受けている方は、カリウムはとりすぎ危険です。
しかし、日本全般は、カリウムを多くとりましょう!です。
カリウム強化食品が発売される可能性に対する懸念があります。

たとえば・・・
1パック カリウム1000mgも含む野菜ジュースもあります。
野菜ジュースにおけるカリウム含量は、多くなっている傾向にあると思います。

くれぐれも、表示をよく見ましょう。

リンについては、後日・・・・
(また、勝手にプレッシャー)


今回と前回の「透析レストランスタッフ日記」は、
日本人の食事摂取基準 [2010年版] 第一出版
臨床栄養 Vol. 115 No5 2009. 10 医歯薬出版株式会社
ヘルスケア・レストラン 2009.9 株式会社 日本医療企画
を参考にさせていただきました


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  1. 2009/10/20(火) 23:20:01|
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