透析レストラン・・・スタッフ日記

透析食配信サイト「透析レストラン」 そのスタッフが綴る「食」に纏わる日記帳です。

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味覚障害のミエさん ~亜鉛について考える~

もうすぐクリスマス クリスマスサラダ

68歳のミエさんのケースをご紹介します

何を食べてもあまりおいしくない
⇒気がつけば食べていなくて、その分水分摂取が増えている。溢水傾向。心負荷増大
⇒心胸比は大きくなっていく。
⇒ドライウェイトは下がり続ける
⇒デフレスパイラル!!
⇒亜鉛値 72 (正常値59~135)
⇒胃潰瘍治療薬であるプロマック処方
⇒味覚改善
⇒食思改善

やっと、ドライウエイトの低下はとまりました。内服薬だけで改善されたわけではないと思いますが、7ヵ月でドライウェイトは45.0kgから38.0kgまで下がっていたのが、やっととまりました。

味覚は加齢とともに低下してきますが、特に透析患者さんで、味覚障害を訴える方は多いです。透析患者さんの味覚障害の原因は、亜鉛不足の他に、尿毒素による抹消神経障害や唾液分泌の低下がいわれていますが、はっきりしていません。
味覚が低下すると塩味の識別能力が低下し、塩分の多い料理を好むようになります。一方食欲低下がみられます。



12/16にここまで書いて、6日もたってしまいました。本日は12月22日 00:57
味覚障害について、少し追記したいと思います。


ミエさんの味覚障害について、サラッと書いてしまいましたが、今思えば、ミエさんが最初に何かちょっと異常だなという状態になったのは、7カ月も前で、溢水で入院しやっと落ち着いたのでホッとしましたが。。。
透析間の体重増加が多いと分かっていたのに・・体重増加の原因について話をしていたのに・・

なぜもっと深く考えなかったのかと、後悔いっぱいのケースです。

透析レストラン主催者がよく言っているのは、「透析患者さんは、自分のことを話したいんだ。いっぱい話したいんだよ。だから、じっくり聞くことが大切だよ。たわいない話しでもいいから、その話しに耳を傾けなくてはいけないよ。」

まさに、その通りで、その会話から見えてくるものがあるのに、ミエさんとのコミュニケーション不足を反省です。


続いて失敗談連発です。

以前、味覚障害を訴える透析患者さんに亜鉛のお話をして、数日後、その患者さんの皮膚が真っ赤になったことがありました。
なぜだろう、どうしたのだろうと調べて、原因が分かりました。
その患者さんは、私の話しを聞き、さっそく亜鉛のサプリメントを購入し、それをのんだのが原因でした。
そのサプリメントは、亜鉛酵母でした。酵母に含まれている「ナイアシン」により、ナイアシン・フラッシュを起こし皮膚が赤くかゆくなってしまったのです。腎機能が低下している透析患者さんは、必要以上の酵母が排泄されずに過剰摂取になってしまったのです。

この一件から、味覚障害の話しをするときは必ず、サプリメントの話しをしています。



文中、プロマック処方とありますが、味覚障害に対して、胃潰瘍治療薬であるプロマック処方は日常的に行われていて、1包0.5gに16.9mgの亜鉛を含みます。


ミエさんのエピソードが長くなってしまったので、「日本人の食事摂取基準・・亜鉛」は、別のエントリーとさせていただき、タイトルも変更させていただきました。
ごめんなさい

日付は変わり、今日は冬至。
22日夜は、ゆっくり柚子湯にはいって温まりましょう。
みなさま、風邪をひきませんように。


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  1. 2009/12/16(水) 23:50:50|
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