透析レストラン・・・スタッフ日記

透析食配信サイト「透析レストラン」 そのスタッフが綴る「食」に纏わる日記帳です。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

生体腎移植をしないというカマさんの選択

2010/01/17の透析レストランスタッフ日記の最後に、病態栄養学会教育講演で、厚生労働省 健康局疾病対策課の方の講演の中から腎移植について少し触れました。

再掲↓↓
【2006年の生体腎移植939件、死体腎移植197件。
私の勤める病院に、生体腎の移植が決まってから2年待ち、やっと6月に移植の運びとなる方がいます。
ドライウェイト88kg。せっかく奥様から大切な腎臓をいただくのだから、何とか移植までにはやせて、最高のコンディションで臨んでもらいたいと思っています。】


この患者さんカマさんの腎移植が成功するように、透析をしている施設側からもバックアップをしようと、透析室スタッフは情報を共有し、彼が痩せるために協力することになりました。

カマさん、38歳。17歳で2型糖尿病発症。33歳で透析導入。透析導入時の体重82kg。透析導入してから、1年に1kgずつドライウェイトが増えています。

私は、今まで移植手術を行っている病院での勤務経験がないため、腎移植についてほとんど知りません。
そこで、身近にいる医師に移植についてレクチャーしていただこうとしましたが、内科医も循環器科医も腎臓内科医も泌尿器科医も移植については「よく知らない」との答えでした。
医師も、腎移植についてよく知らないんだなあ。これがまず私が知ったことです。
それでも、先生方は知っている範囲で私にレクチャーしてくださいましたので、先生方のレクチャーを総合し、少しずつ移植について知ることができました。

でも、私に一番情報を与えてくれたのは、実際に腎移植を受けた方たちのブログでした。

カマさんが、生体腎移植登録をしてなぜ2年半も待っていたかもわかりました。(カマさんは日本で一番多く腎移植を手掛ける病院で移植予定で、移植待ちの方があまりにも多いためでした。)
そして私はネットサーフィンをしながら、修復腎や生着率や免疫抑制剤について学び、今までの無知・誤解を反省しました。

とにかくカマさんのダイエットを応援しようと、毎週1回食事記録のチェックをし、毎月1回奥様同席の栄養相談を始めました。
右肩上がりだったカマさんのドライウェイトが1kg下がって、高かったHbA1cもリン値も下がり・・・
そんな矢先、先週の栄養相談で、移植はやめることにしました。と開口一番カマさんの思いがけない発言でした。

傍らで奥さんは泣いています。
カマさんに腎臓の提供をすることに何も躊躇はないと言っていて、その意志は変わらないそうですが、奥さんのご両親の猛反対を前にして断念したようです。

何故今さらの反対?
奥様からの移植をしないと決めたばかりのカマさんは、寡黙で多くを語ろうとはしません。

移植に関しては、これからの私のテーマとして考えていきたいと思います。


移植は断念したカマさんですが、ドライウェイト87kgではあまりにも体重オーバー。今後もダイエットに向けて奥様同席で栄養相談は一ヶ月に一回継続していくことになりました。


World Kidney Day
3月11日は世界腎臓デー


その後のカマさんのことは、2010/04/12の記事に掲載しています。


スポンサーサイト
  1. 2010/03/08(月) 23:55:50|
  2. 透析関連情報
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://tousekirestaurant.blog41.fc2.com/tb.php/188-3d255d4a
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。