透析レストラン・・・スタッフ日記

透析食配信サイト「透析レストラン」 そのスタッフが綴る「食」に纏わる日記帳です。

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糖尿病研修会に参加しました ~透析導入を遅らせるには~

2010 / 12 / 11(土)~12 / 12(日)パシフィコ横浜で開催された糖尿病の研修会に参加しました
今回は、600人の参加者に対して講義が行われると同時に8人グループに分かれて討議も行われるという形式で、4つのケーススタディーを検討しました

その中で、3つ目のケーススタディー「糖尿病腎症」について、書きたいと思います
今回は、医療者としての立場からの視点も書いてみます

12月11日のみなとみらい 12月12日のみなとみらい みなとみらい
                  12月11日と12月12日のみなとみらい

       パシフィコ横浜 パシフィコ横浜
                     パシフィコ横浜

平成21年の透析医学会で同じようなアングルからパシフィコ横浜を撮っていましたね
今回の研修会は快晴で気持ち良い青空でした

       観覧車 夜の観覧車
                       観 覧 車

あまりにも澄み切った青空だったので、青空画像を連発してしまいました
今年の冬は、青空の日が多いですね
たとえ寒くても青空を仰ぐだけで気持ちが晴れやかになれます


3つ目のケーススタディーは、13年前に糖尿病を指摘され治療を開始しましたが、通院は不定期だった62歳の男性です。右視力が低下し、硝子体出血と診断され、入院しました。両下腿に浮腫があります。HbA1c 8.8%、Cr 1.4mg / dl 尿蛋白(3+)を認め、インスリン治療を勧められましたが拒否しています

●医療者として、このような「糖尿病腎症」の患者さんと接するときの目標です
①糖尿病腎症の病気を理解し、病気別の治療目標を設定できる
②腎不全期の食事指導・生活指導・服薬指導・の要点を説明できる
③腎症病期別の血糖、血圧、脂質などのコントロール目標を説明できる
④自己管理行動がどのように継続されていたかを評価することができる
⑤透析導入期の患者さんに対するかかわり方を考え、透析後の生活指導の要点を説明できる

★講義、討議より メモ箇条書き
「相手を誉める」ということは、「相手を認める」ということ
説得されたいと思う人はいない
面接におけるとっかかりの言動は、表情やしぐさ
感情をきくことはとても大切。このときの「きく」は、“聞く”ではなく“聴く”
真剣に身を入れて聴き、患者さんの言葉をさえぎらない
患者さんの心に響く具体的な言葉をかける

●糖尿病腎症(3期以後)の治療目標
持続性蛋白尿が出現した状態はすでに進行した状態であり、以前はその進行を抑えることは極めて困難と考えられていました
最近、厳格な血圧・血糖のコントロールによって蛋白尿の改善を認めGFR低下の抑制が得られる症例も増えてきました(GFRは、簡単に言えば腎臓の機能を点数で表したものです)
腎不全例では透析療法に移行する準備も必要ですが、腎機能を保持し透析への移行をできる限り遅らせることは患者さんのQOLにとって重要であり、そのために可能な限り血糖・勝圧の厳格なコントロールを行います


●糖尿病腎症(3期以後)の増悪因子
持続性蛋白尿出現以後の腎機能低下を規定する因子は
1) 高血圧
2) 高血糖
3) 尿蛋白質排泄量

であり、具体的な治療目標は
1)血圧 <130 / 80mmHg
(蛋白尿が1g /日以上では<125 /75)
2)HbA1c <6.5%
3)食事性蛋白摂取量 0.8g /kg /day以下


★病気に対する認識が薄い患者さんでも、“病感”は持っています
見通しが持てない中においても一日一日を精一杯生きているという実感を医療者は援助します

◎はたして私は、患者さんに適切に援助ができているかしら?
1型糖尿病のケーススタディの講師が、急に発症した1型糖尿病患者さんに病気の説明をする時、「私なら抱きしめて一緒に泣いちゃうかもしれない」と言っていたのが印象的でした
患者さんが100人いれば、100通りの考え方がありますが、それは医療者も同じですね
患者さんの心に響いてプラス志向になっていただける援助をしたいと強く思いました



みなとみらいのツリー みなとみらいのツリー みなとみらいのツリー
みなとみらいのツリー


透析レストラン 2009/04/04 「IKEAJ腎臓病早期発見推進機構から検査結果が郵送されました」
http://tousekirestaurant.blog41.fc2.com/blog-entry-197.html
記事中、eGFRの説明や腎臓病の早期発見のための検査などが書いてあります


今回の記事は、日本糖尿病療養指導士認定機構 第8回認定更新者用講習会(平成22年度)テキストを参考にさせていただきました

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  1. 2010/12/18(土) 23:45:18|
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