透析レストラン・・・スタッフ日記

透析食配信サイト「透析レストラン」 そのスタッフが綴る「食」に纏わる日記帳です。

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急速に進んでいる透析患者さんの高齢化を考える 2011

                  高齢化を考える 2011


私が勤務する病院では、今年は75歳以上の後期高齢者の透析導入患者さんがとても多くいらっしゃいました。また、連れ合いと死別して一人暮らしをしていた透析患者さんが、子供と同居するために長年住み慣れた地を離れて転居してきた例も少なくありません。
車椅子の患者さんが増え、車椅子対応の送迎車はフル回転です。
送迎車が到着する頃に透析室のスタッフは患者さんが送迎車から降りるための介助をするために病院の入り口で待ち、透析室までお連れします。
自分で止血ができない、動かずにじっとして透析を受けることができないなど、医療者の手を借りなければならない高齢の患者さんも増えています。
一人でいることが不安で電話してくる患者さんや、自分の透析日が分からなくなって、夜中に何度も電話してくる患者さんもいらっしゃいます。
転んで骨折をする患者さん、それも自転車に乗っていて転んでしまったという話も聞きました。「もう自転車に乗らないでくださいね。」こう言われてもまた乗って転んでしまいます。歩くより自転車の方が楽だし、送迎車には何人も乗るので気を使うし時間がかかる。これが自転車を手放さない理由のようです。

食生活に関しては千差万別です。たくさん食べ過ぎや飲み過ぎで体重を増やし過ぎて来院して、透析終了まで身体が持たずにドライウェイトまで引ききれない患者さんがいらっしゃる一方、きちんと食べられていない患者さんもいらっしゃいます。食べられない患者さんの方が多くいらっしゃいます。
「ちゃんとご飯食べていますか?朝ごはん抜きで透析に来ないでくださいね。」
食べてね、食べてね。と今年は言い続けていました。

                   伏見稲荷大社の鳥居
                     伏見稲荷大社の鳥居

透析施設を併設している介護老人保険施設に移られた患者さんもいらっしゃいました。
2009/08/04 透析レストラン「高齢透析患者さん ~チョウさんとアヤさんの場合~」
http://tousekirestaurant.blog41.fc2.com/blog-entry-134.html

2009年当時のチョウさんは、杖をつきながら透析に通ってきていました。「私は、病院にこられて幸せ。透析仲間はいるし、若いスタッフといつもおしゃべりできるし。家にいたら誰もしゃべる人はいませんから。」こうおっしゃって透析を前向きにとらえていたチョウさんですが、今年91歳になりました。
杖をついて歩いていたのが、透析後は車椅子になり、それからいつも車椅子になり、そして体調を壊すことが多くなって入退院を繰り返すようになりました。だんだん認知症の症状も出てきて夜中に自宅で大声を出して騒ぐようになると家族は面倒を見ることができなくなり、チョウさんは介護老人保険施設に移りました。

いつもにこやかなチョウさんが私は大好きでした。
苦労人のチョウさんは、私にこう教えてくださいました。
「自分が嫌なことは人も嫌がるんですよ。だから人が嫌がることは言ってはいけないと肝に銘じているんですよ。」

チョウさん、介護老人保険施設でお元気に暮らしていらっしゃるでしょうか。



かきの卵とじ  かぶら蒸し  京芋の炊き合わせ
かきの卵とじ&かぶら蒸し&京芋の炊き合わせ


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  1. 2011/12/05(月) 23:30:08|
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