透析レストラン・・・スタッフ日記

透析食配信サイト「透析レストラン」 そのスタッフが綴る「食」に纏わる日記帳です。

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透析患者さんの糖尿病治療ガイドライン

透析患者さんの糖尿病治療ガイドラインについて、先日、ワーキンググループの先生の講演を聴きましたので、講演と併せて今まで報告されていたことをまとめてみます。


糖尿病透析血糖コントロール

血糖コントロールの指標には通常、HbA1cが使われますが、透析患者さんの約9割は赤血球を増やすホルモンであるエリスロポエチンの投与を受けており、この影響でHbA1cの値が低下します。
このため血糖が良好にコントロールされていると誤解されるケースが出ます。
グリコアルブミン(GA)はエリスロポエチンなどの影響を受けません。腎機能が正常な糖尿病患者さんと透析中の糖尿病患者さんとの間で両指標の値を比較した調査では、HbA1cでは透析患者が約30%低く出たのに対し、GAは両患者ともほとんど変わらず、GAの方が透析患者さんの指標として望ましいということが分かっていました。そして、どの程度の血糖コントロールが患者さんにどのように有益なのかについて介入研究を進めていました。


■食後に透析をする場合が多いので、随時血糖のガイドラインが役立つ。
血糖コントロール指標は、随時血糖値<180mg/dl  GA<24%

■糖尿病透析患者さんのインスリン療法より抜粋
インスリン治療中の糖尿病透析患者さんでは、透析中にインスリン濃度が低下することがある。
透析後の血漿インスリン濃度低下による高血糖を防ぐため、透析後にインスリンの追加投与が必要なことがある。
インスリン使用患者さんに対しては血糖自己測定の実施を強く推奨する。
血糖と血中インスリン濃度は血液透析によって大きく影響をうける事から、血糖管理を良好にするためには、透析日と非透析日のインスリンの投与量と投与時間を変更することもある。

■CGM(持続血糖測定)結果より
2010年から保険適用になったCGMの結果資料により、血糖値の日内変動が示された。
透析中は血糖値が下がり、透析後は、カテコラミン・グルカゴン・コルチゾールなどの血糖上昇ホルモンが分泌され高血糖になる。

■血糖管理指標の測定頻度
1. インスリン製剤を使用中の場合、透析前と透析後に随時血糖値を毎回測定することを推奨する。
2. 経口血糖降下薬を使用中の場合、透析前随時血糖値を週1回測定することが望ましい。
3. 上記薬物療法を使用せずに血糖が良好にコントロールされている場合においても、透析前随時血糖値を最低1ヶ月に1回測定することが望ましい。
4. GAは1ヶ月に1回測定することを推奨する。
5. 非糖尿病患者においても、最低12ヶ月(1年)に1回血糖値およびGAを測定することを推奨する。


透析レストラン  2011/02/10  第48回日本糖尿病学会関東甲信越地方会に行ってきました
こちらの記事で、CGMSと、GAについて説明していますので、ご覧になってください。

▲この記事で私は、「糖尿病血液透析患者におけるHbA1c(JDS)とGAの比較」というポスター発表に興味を引かれ概要を書いています。
また、私が勤務する病院では、2010年はまだ糖尿病透析患者さんのGA測定はしていないと書いていますが、現在はGA測定をしています。
しかし、上に記した「血糖管理指標の測定頻度」には沿ってはいません。
今後「血糖管理指標の測定頻度」は、全国の病院で整備されていくことと思います。



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  1. 2013/03/12(火) 00:32:28|
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