透析レストラン・・・スタッフ日記

透析食配信サイト「透析レストラン」 そのスタッフが綴る「食」に纏わる日記帳です。

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続 もうすぐ透析導入のイチさんの奮闘

2013/04/22の透析レストラン「もうすぐ透析導入のイチさんの奮闘」の続きです。⇒コチラ


イチさん

平成24年11月、最初に彼にお会いした時に、腎臓病の基本的な食事療法の説明をしました。まずは、低たんぱく質にすること、そして減塩をすること、そしてその方法について。
腎臓病保存期に気を付けなくてはいけない食事療法の項目はいくつもありますが、私は、その患者さんに応じてデータを見ながら優先順位を組み立てます。そして診察の度に栄養相談の予約も入れ、話をします。
糖尿病の食事療法と腎臓病の食事療法の違いに戸惑い、混乱する患者さんが多いですが、それは当然ですよね。腎臓病の合併症がないときは食べ過ぎ注意だったのに、糖尿病腎症の食事療法に移行すると、油を使った料理をとりましょう、といった具合に変わるのですから。戸惑っている患者さんに、何回も何回も栄養相談をします。1回で理解してくださる患者さんはほとんどいらっしゃいません。3回、4回、5回と話を進めるうちにやっと理解を示してくだいます。

イチさんは、朝早くから遅くまで仕事をするため、どうしてもコンビニの食事が中心となり、お腹がすいたら、大福やお団子などを自由に食べるという食生活をしていました。この食べ方は、トラックドライバーの方によく見られる食事の仕方です。「運転の合間に手軽に食欲を満たす」には、大福やお団子はとても便利ですね。

私は、食事というのは、ただお腹がすいたから食べるというものではないこと、時間を決めて3食を食べることが基本だということを説明しました。

イチさんは、私の話を理解し、自由にとっていた間食をやめました。
自由に間食をとっていた時に比べて彼の体重は3kg落ちました。
そこからが改めて食事療法の再スタートだと私は考えます。しっかりエネルギーはとって、減塩で低たんぱく質の食事療法に仕方を彼の食事記録を見ながら一緒に考えました。

でも、トラックドライバーという激務は、どうしても食事療法と両立は難しいようです。
糖尿病腎症の食事療法を理解したけれど、それを実践できないはがゆさと、体力の限界を感じて、彼は仕事を辞める決意をし、01/20に退職をした翌日にシャント造設術をしました。


紫陽花

シャント造設術から三カ月以上経った今、彼は、明るく前向きです。
データは、尿素窒素53.0 mg/dl、クレアチニンは5.27mg/dl。血圧106/66、HbA1c(NGSP)4.8%。ヘモグロビンは11.0g/dl、尿たんぱく2+、28あったBMIは23.5となり標準体重です。
最初に会った時とほぼ横ばいor改善状態ですね。

現在の彼は就職活動中。
私がイチさんを偉いなあと思うのは、腎臓病の食事療法に対する情報収集を怠らずにエネルギー確保と低たんぱくを実践していること、諦めることなく就職活動をし続けていることです。

彼の最新データ、尿素窒素53.0 mg/dl÷クレアチニン5.27mg/dl=10ですね。
食事療法がうまくいっている数値ですが、腎臓病用の特殊食品を使わないと、なかなかこの数値にはなりません。彼は、主食をはじめとして様々な特殊食品を利用しています。
彼には、透析導入を遅らせるためにまだまだ頑張ってもらいたいと思います。
そして、就職活動の検討も祈っています!!
先日彼が言っていたこと・・・・・
腎臓病用の食品って柔らかいものが多いんだよなあ。だから飽きちゃう。固いものが食べたいよ。

メーカーさん、ぜひ開発をよろしくお願いします。


過去記事
透析レストラン 2010/12/18 「糖尿病研修会に参加しました ~透析導入を遅らせるには~⇒コチラ


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  1. 2013/05/01(水) 22:38:16|
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